2020-12-21

キャンプ場の経済学

おどるあほうにみるあほう同じあほなら踊らにゃそんそん
阿波おどりの一節*あほうは例えです
*どちらも大差がないのたとえ

踊り始めた現代人

1億総発信時代

SNSの発達でみんなが発信できるようになって
いいねで共感をえるようになりました。

有名人にあったときにまず一緒に写真をとろうとします。
SNSにアップするためです。

「ひゃーキムタクっ」と感動するやいなや、どうにかツーショット写真を取ることに頭は支配されます。
キムタクにあった感動より、キムタクにあった幸運な私をアピールしたいがかちます。

出版不況

リアル書店がどんどんへってます。
ニーズがなくなった。
データでいい。
Amazonがある。
人口が減った。
書店に欲しい本がない。
どんな理由があっても読書好きのわたしは悲しいです。
電子出版物を読むことは読書ではないです。

「読みたい」より「読んでほしい」人が増えてSNSで読んでもらうことができるようになりました

読む側(受けて)から書く側(発信する側)になって、読みてが少なくなってきてるのも原因かもしれません

そう、いままで踊りをみていた人がおどる側に回ったのです

読んでもらって自分の体験が人に共感され、時には称賛されるのがたのしいです。
自分の自己重要感がみたされ気持ちがいいです。

サービスもかわる

サービスを受ける側からそもそものサービスに関わりたい人が増えた
ことをみこしたサービスデザインをしたほうがよさそうです。

手段が目的になる

魚釣りにみる手段の目的化
魚を釣る(手段)が魚を手に入れる(目的)より
魚を手に入れるだけならスーパーのが安いです。
クロダイ一匹釣るのに7,000円かけても、スーパーでは300円で売ってます。
*釣りをする人はスーパーの鮮魚コーナーは見ないようにしています。
魚を釣る(手段)のが魚を食べる(目的)ことより楽しいことを知ってしまったのです。
プラモデルやパズルも同じです。

音楽も聞く→弾く
料理も受ける→作る
宿泊も提供される→自分でつくる
という流れになるでしょう。
自分でやる(踊る)感動はプライスレスで、ただただすぐれたサービスを提供されるよりも気持ちがよくなります。

*コロナは手段が目的化することを加速させました。
そもそも提供されるサービスが密になりやすく禁止されたため

キャンプが流行ってる

キャンプ場の予約が取りにくくなっています。

キャンプ市場は拡大してます。
2019年の国内アウトドア市場規模は前年比104.4%の5,230億4,000万円と予測する。
スライトアウトドア分野では、大型連休中に連日満員となるキャンプ場が出るなどキャンプが好調で、施設需要に加え、関連用品などにも需要が波及している。

*出典矢野経済研究所


2020年はコロナ禍で需要が更に増え連休にはどこのキャンプ場も予約でいっぱいです。

自分で設営し、ご飯を作り、密でもないキャンプは時代にマッチしています。

だけど

面白そう、やってみたいというこえが多いけど実際はめんどくさい。
お金がかかるし二の足を踏みます(私もです)。

ニーズを細分化すると

よきある程度準備してあげて、おいしいところだけやって(体験して)もらうのが良いかもしれません。

グランピング

地に足のついたグランピング

巷のグランピングは高級志向がつよすぎる気がしますがどうですか?(星野リゾートなど突き抜けている場合は除く)
一泊10万とかは過程を楽しむ(踊る)というより、受け手(見る)になる
ので私の目指すところではありません。

提供者になる

提供者は地元の人がいい

キャンプは土地を貸すこと、土地の雰囲気を味わうものです。
そして、土地には地元の人がセットになって雰囲気を作っています。
そもそも、地元の協力なくしてキャンプ場の運営はできません。

結果として、地元の人に運営してもらうのがベストです。

副産物として、地元にお金が落ちればウィンウィンです。

結果として

  • キャンプは時代にあっている
  • 面倒な人向けにリーズナブルなグランピング的なもの
  • 地元の人が運営に絡む

こんな感じで運営していけたら良いなと思っています。
質問などあればお寄せくださいね。

木を回収する様子
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