2020-11-26

キャンプ場を作るとき3つの問題

今の状態は想像しているキャンプサイトとかけ離れていますが、
どうやら時代は「キャンプを欲しているらしい」ということがわかりました。

そもそも子供の頃からの夢である場所が相続という形で父の名義になったところからキャンプ場を作ろうとおもたちました。

思い立ったという言葉がぴったりで、私自身、キャンプをしたこともありません。*焚き火はすきです。

自分の利益を優先するのではなくて地元のメリットはなにか、自分にできる貢献はなにか?と考えた結果キャンプ場になりました。

*心意気とは裏腹に焚き火で通報されたりします

クラウドファンディングを通して、地元の方と面通しをし、建設会社を選び、資金を工面し、地元との折衝をしています。

資金

クラウドファンディングが10%に終わり、中小事業持続化補助金が不採択となりました。
日本政策金融公庫の融資担当者はコロナ対応に忙しく、地元の信用金庫はフリーローンを勧めてきます。
現在のところ厳しい状況です。3月末融資実行にむけ資金集めを再開します。

制度

いわゆる法令です。
じつはキャンプ場は法令上の制限はありません。ただし、テントや食材は持ち込みでテントを貸すだけならば法令上免許も必要ないわけです。
私自身、キャンプ場よりグランピングのイメージに近づけたかったので
テントサイトの下にフローリングの板貼りを設置しようと思い一応、確認の為市役所にかくにんすると板を貼ると旅館業法の適応を受けるとのことでした。

たかだか地面に板を置くだけで、受付小屋の設置、シャワー設備、一定数以上のトイレの設置、防火対策が必要となります。
少なくとも200万以上予算がかかります。
その他にも、木の伐採許可、補助金申請のための住民票の移動、工事業者の選定など問題があります。

運営

居住地から3時間の場所にあるため当初より地元の方の協力が必要でした。

キャンプ場の設営のため5~6回訪問すると田舎感を肌で感じます。みんなが知り合いで、わたしがいつ何をしていたかなどは筒抜けです。筒抜けになる前に挨拶に行かなければいけません。

建築やさんや市役所の担当者の助言で地区長への挨拶などはすませ草刈りをして朽木などを河原で燃やしていましたら警察がやってきました。
住民に通報されたようです。
*近くに民家はなくほんの数歩はキャンプ場施設内です。
もちろん焚き火台で少しづつ燃やしていました。

主に資金、制度、運営の問題がありその対処を現在進行系でおこなっています。


今後は

資金

1.シンプルに働く
2.知り合いの信金の店長に依頼
3.クラファン第2版 
*自力と他力でがんばります
*キャンプ場→グランピングにシフト

制度

市役所にて粘ったら「板ばり」は旅館業法の適応にならないという判断にかわりました。
補助金は諦め、トイレは浄化槽にするかレンタルにするか悩んでいます。(100万以上違います)
基本的に制度は変えられないため不必要なエネルギーはなるべくかけたくないです。

運営

住民感情はやはり大きいので地元の人への根回しは必要だと感じました。
まずは境界線の地権者に挨拶にいきます。
地区長や、建築会社の担当の方は幸い親切にしてくれるので運営をしてもらおうと考えています。業務請負という形で地元にお金が落ちればすこしづつ認知されていくと思います。
地域住民のメリットをお金というかたちにするのか、やりがいという形にするのかは今後の課題です。
野菜をおいてもらって売り上げるとか、釣りの指南をしてバイト代を稼げるようにするとかうまく地域と経済活動を溶け込ませることが鍵だと思います。

とはいえ、営利施設として結果を残したいと思っています。公営の施設ではないので。手応えはあるので、できるとおもいます。
土地のポテンシャルが高く、キャンプという事業形態が時流にのっているからです。

市役所の他県からの移住や事業をする人を担当してくれる人がいるのですが、はじめはこんなところでキャンプをしてもなーとのりきではなかったのですが、クラファンをやり、HPを立ち上げ、実績を積み上げていくうちに、「これいいじゃん、グランピングなら支援する」とまで言ってもらえるようになりました。

問題はまだまだありますが、ひとつづつクリアしていきたいと思っています。

2022/5/14

追記

資金

中小企業持続化補助金が3回めのトライで採択となりました。
コロナ対応型という枠での採択となり通常50万のところが100万円となり非常に助かりました。
気をよくし他の補助金を探し、採択されやすい方法をYou Tubeで探す日々。

が実施期間、条件が合わずにもがいています。

トイレを作ろうとしていますなるべくお金をかけずに整備をしていましたが、どうやらきれいなトイレはマストということにきがついてしまいました。ほぼ全員から指摘されていましたが、とうとう認めてしまいました。とはいえまあまあな金額がかかります。であるならば半分補助してもらおうと、事業再構築補助金のグリーン枠をねらいます。1週間かけて作った計画書(ネットの雛形見て)を信金の偉い人2名と商工会議所の偉い人と診断士に見てもらいました。小一時間、サンドバックでした。

私のFacebookより

ある日、ダメ元でIT補助金について(キャンプ場に監視カメラをつけることの相談)

愛知産業振興機構にでかけました。

そこの相談員さんが優秀で、事業復活支援金を紹介してくれました。
事業復活というだけあって2021年に開業届けを出しているわたしには関係ないと思っていましたが、新規創業枠というのがあるそうです。

認定機関(あなた該当しますと認める機関)も紹介してくれ申請。
これは認められれば50万です。

→無事に承認されました。

運営

運営についても進展がありました。
これは別の記事で紹介したいと思います。

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