2022-06-09

小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)が採択されたので申請書類(書き方)を公開

今回はキャンプサイトの情報ではないため、キャンプ場の状況を把握したい人はスルーしてください。

公開目的

  • 補助金申請に役に立てて欲しい
  • 事業目的の公開で馬瀬キャンプ場がめざしているものの共有(太字

採択のポイント

  • 必要事項にそって記入  自分の書きたいことを我慢
  • 補助対象に沿った記入  コロナ対応型であれば、コロナ対応しないといけない状況と理由を記入

小規模事業者持続化補助金が採択

2022/2、100万円着金

低感染リスク型なので100万円の補助になります。
実費に対して3/4補助になります。135万円経費を使ったとしても、100万円を補助してもらえます。
135÷4×3=101.25万 上限は100万円です。

創業間もない時期の補助金は実質3倍以上の価値があります。
売上を上げるにも経費が必要なのでその経費がない分実質受け取り金額がそのまま使用できます。

<補助金とは>
国では、小規模企業を振興していくという政策目標がありますが、目標を達成するためには、その目的にあった事業を、事業者のみなさまに、広くあるいはしっかりと取り組んでもらうことがとても重要です。

「補助金」とは、そのような意義があると国が判断した事業者の実施する事業をサポートするために支給されるお金のことです。

小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>ウェブサイトより

小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)申請書類のコピペ

【作成に当たっての注意事項】 

  • <経営計画>及び<補助事業計画>は、合計最大5枚までとしてください。
  • ファイル形式は、Word又はPDFとし、ファイル容量は3MB以内に収めてください。
  • フォントは日本語「MS 明朝」、英数字「Century」、文字サイズは11にしてください。
  • ファイル名は、「【事業者名】補助事業名」としてください。
  • 「本注意事項」、下記の「<経営計画>及び<補助事業計画>内の黄色塗りつぶしの文書」については、申請時に削除して構いません。

<申請者名>【必須記入】

※法人の場合、「法人名」、「代表者役職・氏名」、個人事業主の場合、「屋号」、「代表者氏名」を記載してください。 屋号 ○○  代表者氏名 ○○   

<経営計画>【必須記入】

1.自社の事業概要 ※自社の概要や経営状況、課題、特徴、自らが製造・販売・提供している商品・サービスの内容や市場動向等について記載してください。また、自社の経営方針・目標等についても記載してください。  

自社概要:土地と人のブランド化を目的としたキャンプ場の経営:  

経営状況   当初予定:30万/月 土曜、日曜で5組 ウィークデー(月~金)で各1組
5000円✕5✕2(土・日)✕4(週)=200,000 
平日5000円✕5日✕4週=100,000 キャンプ場は人気業種ですが
2021/7月の実績は5件の入金にとどまっています。

実際の問い合わせ、予約は20件/月をこえていましたが、度重なる緊急事態宣言、キャンプ業界の人気により密を警戒する人などからキャンセルが続出しました。

  提供しているサービス
1泊5000円のフリーアドレスのキャンプ場の事業

市場動向:キャンプ関連書籍、動画、物販ともに好調

Exキャンプ用品店スノーピークが2021/8/16株式時価総額 1000億円になり上場来高値を更新
同日株価5360円*年初株価1826円
自社キャンプ場についてもキャンプなどの検索ワードからGoogle Mapメインで2.8万のアクセスがあります。ホームページの平均滞在も1分40秒で実際に検討している人も多いと感じます。

図1



課題 キャンプサイトの区画整理 による密回避  
:フリーアドレス(どこにテントを設置してもいい)をソーシャルディスタンスの観点から心配するお客様が多いためサイトを訪問したお客様が安心してキャンプを楽しめるようにしたい。  

検索数に比べ予約が少ない状態。緊急事態宣言が発令されて、密回避行動の結果、予約をやめる人が多いと推測されます。 2021/7月のグーグルマップでの写真閲覧数11323件 *12枚の写真が掲載 されていますが、改良の余地が多い。
(フリーアドレスのサイトで密回避が十分であるということがアピールできていない)

図2

距離をおいたオープンデッキを作成し、誰がみても十分な距離があることがわかるような区画整理をおこなう。   経営方針 土地と人のブランド化

土地:下呂市馬瀬(ゲロシマゼ) 名水100選に選ばれる馬瀬川がながれ日本一美しい村とよばれる。
下呂温泉にも車で20分:水と温泉に恵まれていますが、知名度は低く馬瀬(マゼ)と読めない人も多くいます。

目標*馬瀬地区を日本有数のリゾート地にする 例えば、軽井沢や安曇野などのように聞けばどこかわかるくらいの土地にする。  

目標*馬瀬キャンプ場で働くことがステータスとなる。
スノーピークやスターバックスやディズニーランドで働くイメージ。
働く場所の整備:きれいなキャンプ場
働く環境:給与、勤務体系の整備    働きやすい環境をつくります。
2.新型コロナウイルス感染症の影響・既に取り組んでいる対策 ※新型コロナウイルス感染症による自社の経営や事業環境への影響を記載してください。また、現在取り組んでいる対策を記載してください。

自社の経営や事業環境への影響 2021年6、7月中だけでも緊急事態宣言による予約のキャンセルが多数ありました。また、一方キャンプ人気が高まりテレビ、雑誌などで連日キャンプを取り上げられた結果人気があるから密集するのではないかと考えキャンセルする人もいました。

  キャンプ場への問い合わせが増える一方、車で15分の下呂温泉街はGOTOの停止、現在緊急事態宣言、蔓延防止措置などの影響で、観光客は激減しています。

1泊目は下呂温泉、2泊目はキャンプ場で宿泊を考えている人が下呂温泉の宿泊キャンセルとともにキャンプもキャンセルするケースも有りました。   ご近所の下呂温泉街の状態から、地域の活性化に貢献したいという考え方にシフトしました。

宿泊メインのキャンプ場で旅館と競合するより、デイキャンプなどで温泉宿泊の前後のアトラクションとして下呂温泉をともに顧客行動の選択肢を充実させる方向に業態を変更。 現在取り組んでいる対策
2021/8区画整理のための樹木伐採、整地、廃棄処理を実施。
図2 ぱっとしない写真

<補助事業計画>【必須記入】

.補助事業名(30文字以内で記入すること) ※Jグランツ上の申請フォームにも記載してください。 感染拡大防止を意識した、キャンプ場整備事業  
2.補助事業の内容 ※感染拡大防止のための対人接触機会の減少に資する新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組について、取組内容や実施体制、スケジュールを具体的に記載してください。

図3
 

フリーアドレスのサイトを区画割にし、十分なスペースの管理により感染症の拡大防止を図る スペースの拡大 オープンデッキの区画を3つ作る

それに伴う、整地および電気配線工事   古い別荘(山小屋)を解体→オープンデッキ№1 区画拡大整理のための樹木伐採 伐採後の廃棄処理(木材)、整地工事、オープンデッキ№2、№3の作成  
3. 補助事業の効果 ※補助事業の実施により、自社の経営に与える効果について記載してください。 ○オープンデッキの新設による区画の拡大
********* 補助事業の実施による効果 *********  

区画拡大による感染防止措置への安心感フリーアドレスから決まった場所へ行ける安心感車をデッキの近くに止めることができる地面にテントを直張りするよりも居住性がUPするおしゃれに見えることによる集客UP

  目標
2022/4に単月で売上3倍。
現状 7月は5組(キャンセル多数)であった。 5000円✕5=25000    →2022/4月 6000円(単価1000円UP)✕週4組✕4週=96000 2022/7には当初予定30万/月 の達成

  2021年 4月 5月 6月 7月 8月 9月以降 オープンデッキの作成  

  WEBサイト改修→サイト写真拡充  
  キャンプ場整備樹木伐採除草      
○現況の改善による単価のUP   キャンプ場の改修による安全面のアピール。電源設備の利用可能など利便性のUPに伴い単価を1000円UP。
5000円→6000円とします。 
図3

※経営計画・補助事業計画等の作成にあたっては商工会・商工会議所と相談し、助言・指導を得ながら進めることができます。

※各項目について記載内容が多い場合は適宜、行数・ページ数を追加してください。また、必要に応じて、図や写真を貼り付けしても構いません。

※採択公表時に補助事業者名、代表者名、補助事業名、事業概要、住所、業種、法人番号(法人の場合)及び補助金交付申請額を公表することがありますので、予めご承知おきください。

*********************

いかがでしたでしょうか?以上となります。
ワードの書類をコピペしているため少し見づらいかと思いますが記載事項は網羅されています。

さて、キャンプ場の開業届けを提出したのが2021年6月、提出が2021年10月?くらいだったので創業費用に近いです。3枚の用紙を提出するだけでしたが、3回目での採択でした。
1.2回めは会議所の職員の方に添削していただきましたが、事業計画自体がいまいちでした。
3回め(今回)は知り合いの補助金の採択サポートで電話で5分を2回受けました。すでに事業を開始していて資金の振込も終わっていた(遡及申請が可能だった)ので計画が具体的でした。
最初の書類の7割を変更しましたので他人の目で見てもらうのは大事です。

まとめ

必要事項にそって記入  
補助対象に沿った記入  
プロもしくは経験者に添削してもらう

以上です。参考になればうれしいです。


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